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100%を望んでいませんか?
2020年 12月 3日
こんにちは!塾長の近藤友紀です。
最近、面談をしていて、お母さんから次のような質問をされることがあります。
「作文や読書感想文を子どもが書くのですが、どうも漢字の間違いが多くて困ります。どうすればよいのでしょうか。」
大概のお母さんは、自分の気持ちがよく書けている作文や読書感想文を求めていて、
そういう作文や感想文を書いていれば、
子どもを褒めるようにしているようですが、
中身を読み進めるうちに漢字の間違いを発見してしまう。
その間違いを指摘して、ついつい直しをさせてしまう。
作文や感想文の中身よりも漢字の間違いが気になってしまうんですね。
こういう質問に私は、必ず次のように答えます。
「作文や読書感想文を書く目的はなんでしょうか。
自分で経験したことや本を読んで自分で感じたことを書くことが作文や感想文の目的ならば、
まずはそれだけでいいのではないでしょうか。
作文や読書感想文を書いたことをまずは認めることです。
良い内容であろうがなかろうが、書いたことを認めてあげましょう。」
「その次にお母さんが内容についてアドバイスしたいのであれば、
お子さんに、アドバイスしてもいい?と聞いてから、
具体的に良い箇所を指摘して、
それからアドバイスをするようにすればよいですね。
漢字の間違い直しが作文や読書感想文の目的ではないのですから、
漢字が間違っていたとしてもなるべく目をつぶりましょう。
漢字ドリルの時にしっかり漢字を練習すればいいのです。」
お母さんは欲張りなものです。
無意識のうちに完全を求めてしまう傾向があります。
そして、ついでを求めてしまうのです。
子どもにあまり多くを望んでは、良くない結果になりがちだと思いませんか?
不十分でもその努力を認めてあげましょう。
子育てにおいては100%を望むことは、難しいですよね。
サクセスは、お母さんの応援団!
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