ニュース&コラム
これからの教育
2023年 12月 6日
私たちの時代までは、自分で自分を厳しく律することができない人であっても、その人の近くにはきっと「厳しい大人(先輩)」がいて、その人の自堕落さや怠け癖を叱ってくれていましたよね。
だからこそ、自分を甘やかして易きに流れるような者でもどうにか脱落することなく、一定ラインまで引き上げ、それなりのクオリティに仕上がることができていたのではないでしょうか。
しかし現在は、甘えや怠けを容赦なく指弾する「厳しい大人」をやってくれるような人が若者の周囲にはいなくなってしまいました。
「高み」に上がって来れるかどうかは、完全に「自己責任」になってしまった。
自分で自分を厳しく管理して、「高み」にまで自分を押し上げられる若者はそう多くはないです。結果として世の中は二極化が著しくなっています。
「勝ち組」はライバルが減った分だけその取り分が大きくなったが、そうではない人は、自分の自主性の結果なので、あっさり「自己責任」として突き放される。
これから必要とされる人材は、「自分を律することができる人」です。他人の意見や膨大な情報に惑わされず、多くの誘惑にも負けずに自己管理できる能力を身につけられるかがカギとなります。
サクセスでは子供たちに「4つのルール」を伝えています。挨拶から始まり、姿勢を正すこと、整理整頓など、これらのことも自分を律することに繋がります。
くり返し伝えることで、習慣になり、意識しなくても当たり前にできるようになっていると嬉しいですよね。