ニュース&コラム
「見守る」という教育
2019年 1月 9日
こんにちは!副塾長の近藤友紀です。
昨日の小学生の授業の担当の先生の報告の中で、
今まで集中してできなかったRくんがなんと授業もまじめに取組み、
最後の挨拶も両手両足揃えて
「ありがとうございました」
と言って、帰って行ったそうです。
何があったのでしょうか!!!
それは、わかりませんが、その前の出来事があります。
それは、冬休みの時には私が授業の担当をしていました。
そして、嫌なことがあるとふて腐れていました。私は、見て見ぬふりをしながら見守っていました。そして、そのうちに渋々始める、といった具合でした。
でも、私は彼を小さいころからもう何年も見てきています。
そして、どの子も可能性は無限大だと信じています。
その彼に対しても、人一倍愛情はあるつもりで接しているつもりで、だからこそ、ここで自分の行動を見つめてほしいという思いで、時には厳しく、そしてがんばってできた時には共に喜び、そのように接してきているつもりでした。
私は、彼が大好きなんです。だから、心の中で「頑張れ!立ち上がれ!」という思いで、見守っていました。
そして、冬休み明けにその彼が、あんなに素晴らしい態度を取ってくれました。
本当の理由は分かりませんが、私は、彼に私たちの思いがちょっとでも届いたかな?と思いたい。
一日でもそんなことができた彼を見れて、私は本当に嬉しいです。
こんな日があるから、私たちは、彼らを必死で応援できるんです。
サクセスでは、「見守る」という行為を行う場合があります。
それは、見放すのではありません。この先長い成長段階の中で、「今」は見守る時期だと考えているからです。30歳になるまでの成長段階を考えたときの5歳~15歳の10年間は本当に色々な段階があります。 それを短期成長でその目先の結果に一喜一憂しがちですが、彼らは必死にもがき、苦しみ、彼らなりのストレスを抱えて生き抜いています。
彼らが30歳になった時を見据えて、信じて「待つ」。それも大事な教育です。
大きな流れの中で彼らを育てていきたい。人間形成のお手伝いをして、社会に役立つ人間に育ってほしい。
私達が伝えたいこと。
それは、「真摯さ」と「素直さ」です。
その前に、私たち先生がまずそれらを貫くことが大事です。世の中は甘くない。でも、その気持ちを忘れて得られるものは、何一つないことを体で教えたい。
そう熱く思った日でした。
サクセスは、お母さんの応援団です。
いつでもお気軽にご相談ください。